相続税を分割して支払う延納とは

亡くなった人の遺産を相続した際に、相続額が一定を超えるとそれに対して税金が発生します。
それが相続税です。
相続税は期限内に納付する必要がありますが、遺産の多くは現金ではなく不動産というケースなので、税金を用意するのが難しいのが現状です。
税金を支払う意志はあっても現金が用意できないために期限内に支払いができない方も少なくはありません。
そこで対策として、期間内に一括支払いが不可能な場合は分割払いによる延納ができるようになっています。
延納できる期間は原則5年以内です。
相続財産に不動産や株式など現金に変換できない財産が占める割合が多い場合は最長で20年まで認められています。
ただし延納による支払いを認めてもらうためには、担保の提供などが条件となっており、さらに利子税が発生します。
具体的には、納税額が10万円を超えていること、期限内に納付することが困難な状態であること、相続税及び利子税に見合う担保を提供できること、分割払いの申告書を税務署長に提出していることなどです。
利子税は財産や支払期間などによって年3.6%~年6.0%で設定されます。
年3.6%~年6.0%は通常の融資でみてもかなりの低金利ですが、もしも銀行から利子税よりも低い金利で融資を受けられるのなら、銀行からお金を借りて一括で税金を支払った方がお得です。
遺産相続ではプラスの財産の他に借金などのマイナスの財産も継ぐことになるため、よく考えて相続しましょう。